ジャイアンツ情報局

球団職員にしてプロゲーマー!? 異色のeBASEBALL プロリーグ選手・どぅーけんに迫る!

2019/12/23

ビデオゲームやコンピューターゲームをスポーツ競技として捉え、白熱の対戦を繰り広げるエレクトロニック・スポーツ=「eスポーツ」。
世界各地で大会が開催されるなど、近年大きな盛り上がりを見せるこの新しいスポーツに、プロ野球も参入していることを知っていましたか?
それが、プロ野球とコナミが共催する「eBASEBALL プロリーグ」です。
今回ジャイアンツ情報局は、ジャイアンツの球団職員にしてeBASEBALL プロリーグプレーヤーという異色のプロゲーマーの情報をキャッチ。
突撃インタビューを実施しました!

球団オフィスでプロゲーマー“どぅーけん”を発見!

ジャイアンツの球団オフィスの一角で、デスクに向かって業務にあたる黒縁メガネがチャームポイントの青年。
主に版権の管理を担う、ブランドコミュニケーション部の坂東秀憲さんです。
球団職員としてジャイアンツを支える彼ですが、ひとたびコントローラーを握れば、
eBASEBALL プロリーグでジャイアンツの選手として戦うプロゲーマー“どぅーけん”に早変わり!

球団職員なのにプロゲーマー……? 営業企画部なのに選手……?
異色すぎるプロフィールに困惑がつのるばかり。とにかく根掘り葉掘り質問スタートです!
っていうかそもそも、eBASEBALL プロリーグってなんですか?

坂東秀憲さん(以下、坂東さん)「パワプロ(実況パワフルプロ野球)を使って、プロ野球と同じようにペナントレースをするリーグです。交流戦とクライマックスシリーズもやって、1月25日の日本シリーズまで3ヶ月にわたって開催されます」

パワプロといえば、野球ゲームを代表する有名なゲームですね!1人用ですが、チームは何人で構成されますか?

坂東さん「12球団はそれぞれ、4人のプロゲーマーで1つのチームを組みます。1回の対戦つき3試合を行って、勝敗を決めます」

1チームが4人なのに3試合だと1人余っちゃいますね?

坂東さん「そこが面白味の一つなんですよ!お互いに誰が出てくるのかわからないので、予測しながらオーダーを決めるんです」

先鋒、中堅、大将みたいな感じで駆け引きがあるわけですね。でも、ゲームの上手い順に出していけばいいものなのでは?

坂東さん「それがそうともいかなくて。というのもパワプロは結構、個性が出るゲームなんです。反応のスピードとかリズム感が大切だから、特にバッティングはクセが出やすいですね」

なるほど。そこで相性の良し悪しが生まれるわけですね!

坂東さん「しかもゲームとはいえ、リアルの野球にすごく近いじゃないですか。読み合いもめちゃくちゃあるので、『この人、苦手だな~』とか思うこともたくさんありますよ」

そんななか、プロゲーマー“どぅーけん”はどんな選手?

坂東さん「僕は打撃も守備も器用にこなすタイプ。スマブラでいえば、マリオみたいな感じかな。近距離も遠距離もバランス良くできる、みたいな(笑)。なかでもピッチングが得意分野だから、試合ではなるべく失点しないようにプレーしますね」

球団職員がなぜプロゲーマーに?

普段はジャイアンツの球団職員として働いていて、何故プロゲーマーになろうと思ったのですか?

坂東さん「eBASEBALL プロリーグが開幕した去年、僕は球団職員としてリーグに関わっていました。
それで、せっかく担当になったしゲームやってみようかな~みたいな(笑)」

そんな軽い気持ちで!?

坂東さん「いや~、本当に最初はプロなんてまるで考えていませんでしたからね。
ドラフトの選手指名をしたり、関わるところがたくさんあったので、パワプロのことをちゃんと知っておこうと思って。
それが昨シーズンの開幕前、去年の10月くらいですね」

1年でプロになるなんて、すごい才能!

坂東さん「パワプロは子どもの頃にやっていたので、結構スムーズに入っていけたところはありました。
でも、最初は負けまくりでしたよ」

それは驚きです。最初から無双していたものとばかり思っていました。

坂東さん「それっていうのも、今のパワプロって僕が子どもの頃にやっていたときからすごく進化していて、最初は操作の感覚が全然つかめませんでした。
はじめてのオンライン対戦では、いきなり三連敗しましたよ」

たまたま強者と当たってしまっただけなのでは?

坂東さん「パワプロのオンライン対戦って、大体同じくらいのレベルのプレーヤー同士で対戦が組まれるシステムになっているんですよ。
それなのにボコボコに打たれて(笑)、プロなんて夢のまた夢って感じでした」

初心者同士でそんなに負けていたのに、そこからよく挽回できましたね?

坂東さん「僕ってすごく負けず嫌いなので、『負けたまま終われるか!』って(笑)。
しかも凝り性なものですから、どんどんハマっていきました」

とはいえ、凝り性では済まされない成長スピードです。上達の秘訣は何かあったのでしょうか?

坂東さん「プロゲーマーのプレー動画をたくさん見たのが上達につながりましたね。
それまでは自己流だったのですが、上手な人たちを観察していたらコツをつかめていきました」

ゲームでも実際のスポーツと同じように、トップレベルに触れることが大事ということですね。

坂東さん「でもパワプロ以外のゲームだったら、プロにはなれなかったと思います。
学生のときに野球をずっとやっていたから、ルールは完全に頭に入っているし、小技みたいなところもすんなり理解できました。
これが別のアクションとかシューティングだったら、プロには到底届かなかったでしょうね」

仕事とゲームの両立は効率的な練習で

普段は球団職員として働いていて、パワプロの練習はどのようにしていますか?

坂東さん「平日は仕事から帰って、家で2時間くらいプレーします。休日も長くて3時間くらいですね」

てっきりもっと練習をしているものかと思っていました。

坂東さん「あんまり長い時間プレーしても、集中力が落ちるだけですからね。悪いクセがついてしまう危険もあります」

では、どのような方法で練習を?

坂東さん「基本はオンライン対戦ですね。そのときには、はじめに“5試合やる”と回数を決めて、ガッと集中してやります。
終わったところで5試合の内容を振り返って、負けた試合の分析をするなかで自分の弱点を見つけます。
そしたら次はそこを改善できるように練習。これを繰り返せば、着実に上達していけるんですよ」

本物のスポーツのようですね。まさにアスリート!

坂東さん「これを何周かして、その日の練習は終わり。
1試合あたり15分くらいですから、時間もそこまでかかりません」

理にかなった練習法ですね。ほかにも意識していることはありますか?

坂東さん「プレーするときの姿勢やモニターの位置は、結構気にしていますね。
最初は寝っ転がってラフにプレーしていたのですが、プロを意識するにつれて注意するようになりました」

動かすのは指だけなのに、姿勢まで気にするのは何故ですか?

坂東さん「試合で練習と同じようにプレーするためには、やっぱり同じ姿勢の方がいいんです。
でも試合会場で寝っ転がるのはダメじゃないですか(笑)。だから、練習の姿勢を試合に合わせました」

プロフェッショナルの取り組みですね!具体的にはどういった姿勢ですか?

坂東さん「モニターを見る視線に角度がつくと見え方が変わってくるので、まず正対することが基本です。
あとはモニターとの距離と高さ」

モニターと自分の位置関係が大事なんですね。

坂東さん「常に位置関係を一定にするように意識しています。
プロゲーマーのなかには正確に計測して、姿勢を決める人もいるくらいですよ。
僕はそこまではしていないですけど、愛用のイヤホンが丁度良く伸びるくらいの位置に座るようにしています。
高さはモニターの真ん中に自分の顔が来るくらいですね」

プロ野球の熱狂をeスポーツで感じよう!

いよいよ11月3日に2年目のシーズンが開幕しました。意気込みを教えてください!

坂東さん「目標はもちろんチームを日本一にすること。そのためにはやっぱり勝つことが一番なので、全部の試合に全力で挑みます!」

個人としてはルーキーイヤーになりますが、どのように戦いたいと考えていますか?

坂東さん「実は今年のジャイアンツは、僕以外の3人は去年と同じメンバーです。
だから、相手にとって僕は唯一、未知な存在になります。
ダークホースとして、エース級の選手を倒すことが自分の役割だと思っています」

最後に、eBASEBALL プロリーグの魅力をどうぞ!

坂東さん「去年、球団の担当者としてリーグを見て、心の底から面白いと思いました。
客席の盛り上がりがとにかくすごくて、実際のプロ野球と同じ応援グッズを持ったファンが、客席でタオルを振ったり、応援歌を歌ったり……。
チャンスの場面では“ウォッ”と歓声も沸きます。
会場では、プロ野球と同じ熱気を感じていただけると思いますよ!」

自身で企画・制作したというパワプロとジャイアンツのコラボタオルを片手に笑顔で語ってくれた坂東さん。11月3日の開幕戦では劇的なサヨナラ勝ちで白星を獲得し、ジャイアンツの勝利に大きく貢献しました。今後の活躍にも期待が集まるばかりです!
プロ野球のシーズンオフは、eBASEBALL プロリーグに熱狂しましょう!

■プロフィール■
坂東 秀憲
株式会社読売巨人軍のブランドコミュニケーション部所属。eBASEBALL プロリーグ 2019シーズンの読売ジャイアンツ代表選手。プレーヤーネームは「どぅーけん」。パワプロ歴10ヶ月ながらプロテストを通過し、通過者46人中の28人しか指名されないドラフト会議において、読売ジャイアンツから2巡目で指名を受ける。
Twitter:@HardBlack0123

※eBASEBALL プロリーグについての詳細はこちらをご覧ください

一般社団法人日本野球機構承認 ©Konami Digital Entertainment

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